葬儀場を申し込むときに必要な手続きや書類

葬儀場を申し込むときに必要な手続きや書類

家族が亡くなった場合は、悲しみに浸る暇もなく、早急に葬儀の準備を進めていく必要があります。葬儀をするときは葬儀場への申し込みも必要になりますが、葬儀場を利用するためには必要な手続きや書類も用意することになります。 スムーズに準備を進めるためにも、必要な手続きや書類を確認しておきましょう。 まず、病院で息を引き取られた場合は、すぐに医師による診断が行われ死亡診断書が作成されます。これは死亡届と一体になっていますので無くさないよう大切に取り扱うようにします。 病院にはいつまでも滞在できないので、病院から自宅などへ安置する準備も必要です。さらに葬儀社を決めて、寺院とおつき合いがある場合は寺院に連絡をします。寺院とのお付き合いがない場合は、葬儀社が適切なところを紹介してくれますので、相談してみましょう。 このほかでは、親族への連絡や参列への有無の確認なども並行して行う必要があります。葬儀にはそれなりの費用も発生しますので、費用の準備も行います。葬儀後は火葬をすることが一般的ですが、火葬をするためには火葬・埋葬許可証も必要です。

葬儀場の賢く後悔しない見極め方を考えてみる

葬儀場を選ぶ際にはいろいろな角度・観点から考察するとともに、事前に複数社から相見積もりを徴収することが望まれます。葬儀場の見極め方には先ず、故人の遺志と喪主の考えを尊重することが肝要と考えられます。故人が「比較的コンパクトに小さめの控えめな葬儀でお願いしたい」と言い残しているのならば、それに沿ったかたちで喪主は葬儀社を選定する必要があります。大型バスが何台も用意されていたり、控えめな葬儀と言いながら100名以上が収容できるような式場は不要と思われます。こちらの意向をしっかりと事前に葬儀社へ伝えたうえで、こちらの思い描くものを実現してくれるところを選定すべきです。葬儀は故人がこれまでお世話になった方々や親類縁者と、最後のお別れをする貴重なセレモニーです。喪主たる者はそのあたりを賢く見極め費用対効果を考えつつ、皆が納得のいくお葬式にしたいものです。既に生前から葬儀社の会員になっておくのもひとつの手段ではあります。これなら故人の思いを受けて、誰にも気兼ねすることなく堂々と胸を張って葬儀が執り行えると考えられます。

著者:角田貞子

筆者プロフィール

愛媛県松山市出身。地元で長年セレモニースタッフとして勤務。いざという時に慌てないために、斎場に関する記事をまとめました。